日本陸軍－明治○○年制定背嚢
こちらはマイナチェンジの改良作となります。改良のほうは木枠でこの度の作品は塗装仕上げの上、ネジも実物の材質、形や規格に忠実な特注品（日本製）に改良いたしました。以前の同じように省略なく規定数に装着しております。素材は以前より上質な日本産○木を使用しており、木材のいい香りするだけではなく天然の防虫効果もあると思います。細部の改良に木材の高騰もございますので、価格のほうも少し調整させていただくこととなります。
本体は実物に近い質感の材質を使用しております。本作はより抑えられた価格で実使用性を主眼とした作品となります。質感や強度を足すために、頑丈なハンプウラジを使用いたしました。実物と本格版と同じように木枠がなくても立つほどの重量感を再現いたしました。金具は全品焼付塗装を施された特注品となります。大尾錠【負い革尾錠】や釣金【ベルトフック】は流用品ではなく、一から独自開発いたしました。真鍮ではなく仕様書及び実物をもとに規定の鉄材料にて製作しおります。特に釣金は分厚い鉄板で成形されており、高精度を要する製作となります。再現されていない規格も形も仕様書規格に忠実です。
各革部品は中国産ではなく上質な素材で形も優れております。本作の各革部品は本格版に準じ、より上質な本革を使用し質感を向上させました。蓋毛皮や大袖毛皮等の縁皮は実物や本格版と同じく複雑な方法にて取り付けており、完成度を高めました。3種類の紐皮【縛着用革】の形を極力規定通りに再現しております。負革のほうは規定に基づきながら、現代人の体型に合わせて少し長く調整しより自由にご活用いただけます。尾錠革等の本体の各革部品も改良しました。
複雑な縫着も日本国内で手縫いにて縫製いたしました。表と裏の縫い目とも細緻に仕上がっており、がたつきがありません。上部の山形尾錠革は実物と同じく、革二枚重ね縫いで、真ん中の縫い目も省略なく確実に施されております。ほかの下部の尾錠革も二枚重ね縫いを再現しており、革が途中で切れることがなく、見た目のみならず実使用の耐久性にも優れております。帯革、尾錠の糸と糸の間隔および針数も極力正確に仕上げられております。本作の検印は明治仕様とし、甲印乙印はそれぞれ再現しております。
本革のほうは同じ生地でも部位によって色違、保管による変色や最初からついている傷や手作りによりどうしても多少の汚れや擦れはあります。天然素材ということでご了承ください。
中枠【木枠】は実物や仕様書の図面を基準に製作されております。工法及び規格を正確に再現いたしました。
非常に複雑な毛皮背嚢ですので、再現度と価格の両立法を努めて考案し、本作を企画したのです。材料内部の当て革や細部の仕上げ等の完成度は本格版のほうが高いのですが、こちらはより抑えられた価格の選択となります。野戦用での酷使にいかがでしょうか。
★”背嚢”以外の装備はすべて参考用で付属いたしません。着払いにて送付させていただきます。★